みやじま未来ミーティング
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〜大鳥居から西の松原近辺の干潟で観察できるいきもの〜

●カメノテ
 瀬戸内海の汚染一時は姿を消しかけていたが、再び姿が見えるようになってきた。海の環境状態を調べる上での指標生物とされている。 昔は味噌汁に入れたりしていたらしい。事務局のばばっちは、酒蒸しにするのがお気に入り。
 体長5cm。亀の手のような形をしている。潮間帯上部の岩の隙間に固着して生活してる。
 宮島では、水晶山際の岸壁で見る事ができる。
 宮島のカメノテは、ようやく個体数が増えてきたのでなるべく採取しないで観察して頂きたい。


●アカテガニ
 上記で登場のアカテガニ。実は砂浜ではなく、陸地で生活してる。宮島では大本公園無料休憩所近辺や水晶山トンネル近辺の水辺で良く見かける。脱皮や産卵の際に海辺へ出かける習性を持つ。
 名前のおとり、赤褐色の色をしている。


●コメツキガニ
イメージ  見事にカムフラージュしてるが写真中央で食事をしている。。周りの小さな砂団子はこのカニの食事の残骸。砂粒を口に入れ、有機物をこし取りながら食事をしている。
 甲幅は約2cm。丸みのある四角形で砂色。巣穴は直径1cmの円形で、約10cmの深さがある。
 西松原の干潟に無数の巣穴と砂団子を確認できる。用意に発見、観察できるカニ。

海岸編

このページは徐々に書き足したり、変更したりします。


★学習:カニのオスとメスはどうやって見分ける?!
 さて、カニをたくさん紹介してきましたが、♂(オス)♀(メス)の見分け方をご存知だろうか?
 ここではアカテガニさんに協力いただいて、違いを見てみましょう。
 左上の写真を見て、どちらがメスかは一目瞭然ですよね?勿論右側がメスです。理由は簡単。たくさんのタマゴを抱えていますね。
 ではタマゴを抱えてない時期はどうやって見分けましょうか。
 答えはお腹を見てください。左側オスのお腹には△の模様が見えますね。これは尾が退化したもの。ここが△だったらオスと見分けてください。メスは広がって円形になっています。なぜならタマゴをこぼさないようにしっかりと抱きかかえなければならないから!
 海岸に行った際には確認してみてください。
 ちなみに下の写真は交尾の様子。オスがメスをガッチリを掴み離しません。愛の営みをお邪魔してごめんなさいね。

生き物の写真館



●チゴガニ
 宮島では、水族館裏の砂泥地に生息。真っ白なつめが特徴。繁殖期にはオスがいっせいに白いハサミを上下に動かすウェ-ビングが見られる。集団で行なっているので、発見は容易。
 必死でツメを上下させる動作はとても愛らしい。
 甲幅約1cm。茶褐色で小型のカニ。直径1cm弱の垂直の巣穴を掘る。


●ハクセンシオマネキ
 厳島神社の回廊から観察できる。多くの人が訪れるせいか、境内近辺に生息するハクセンシオマネキは警戒心が薄い。
 オスは左右どちらか一方のハサミが大きくなる。この大きなハサミ「白扇」を使い求愛するダンスが潮が満ちるのを招いているように見える。
 甲幅約2cm。メスのハサミは左右とも小さい。直径1cm、深さ10cm程度の巣穴を掘る。


●ホソウミニナ
 大鳥居内側の小石混じりの砂泥部、西松原の湾内の表面に群がっている巻貝。先端が細くとがっている。殻口は丸く、フタも丸い。表面はたたみ状できめが細かい。色の変化に富んでいる。
 暑い日には写真のようにピラミッド状に一塊になっている光景を良く見かける。これは集まることで温度のコントロールをしているものと考えられる。
 MMMでは今度温度計を差し込んでみたいと計画中
 殻高さ約2.5cm。


●マメコブシガニ
 握りこぶしのような殻が特徴。このカニは横歩きだけでなく前後にも歩く事ができる。前後に歩いた足跡を見ると、キャタピラが通った後のように見える。
 つついて遊んでいると死んだふりをすることもある。 
 甲幅約2cm。半円形の形をしてる。色は砂色をしている。
 宮島では西松原の干潟の潮溜まりになどでよく見かける。


●to be continue
 



●アシハラガニ
イメージ   大きく厚みのある体が特徴。もちろんハサミも大きい。当然だか、このハサミにつかまると大変痛いので気をつけて。 
 甲幅は約4cm。灰色の混じった緑色をしている。砂泥地にナナメに掘り下がる大きな巣穴をつくっている。
 宮島では、水族館裏の川の橋がかかっている辺りで見る事ができる。この干潟では一番大きなカニである。




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